歪まないボタン

V4用スーツは、モーフの組み込みも終わり、現在テクスチャーを作成しています。

さて、本日は、歪まないボタンのお話です。
POSERのコンフォーム服は、フィギュアに連動して変形します。
このため、ボタンや、ベルトのバックルなど硬いもの？も変形してしまいます。

今回のボタンで腹部をツイストすると、こんなに歪みます。（汗

この問題を解決したのが、ぽざくらぶで公開されている、niseisyaさんの記事です。
もうご存知の方も多いと思いますが、元オブジェクトのボタンを100分の１に縮小し、モーフで100倍に戻すという方法です。

実際やってみましたけど、これは素晴らしいテクニックだと思います。＾＾
私も、今回のスーツで使わせていただくこととしました。（感謝）

このように、歪みのないボタンが実現できました。

作る手順も、とても簡単です。

1.普通のボタンの大きさでobjectを作成し、普通にFBMやPBMを組み込みます。
2.すべてのMTを組み込み終わりましたら、元objectのボタンを100分の１に縮小します。
3.それをGeometriesフォルダに戻します。
4.元の大きさのボタンのモーフターゲットを組み込みます。(今回は腹部）
5.次のようにCR2を編集します。Button100というMT名称です。
6.CR2を保存すれば、完成です。

  targetGeom Button100
   {
   name Button100
   initValue 0
   hidden  1
   forceLimits 1
   min -100000
   max 100000
   trackingScale 0.02
   keys
    {
    static  0
    k  0  1
    }

keysが"1"ですので、MTの初期値が１となります。
また、hidden 1にしておけば、オブジェクトプロパティにも表示されません。＾＾
D|Sで確認していないのですが、ひょっとすると、initValue も関係するかも・・。

FBMやPBMが影響を受けないのは、そのデータが元オブジェクトとの差分（頂点移動量）であるためです。

あと、ポーズによって、ボタンが服に埋もれてしまったりすることも、あるかもしれません。
これについては、別途ボタンのアジャストMTを用意するといいと思います。＾＾

niseisyaさん、素晴らしいアイデアをありがとうございました。
元記事はこちらです。

http://www.poserclub.net/public_html/index.php?option=com_idoblog&task=viewpost&id=101&Itemid=0

3/17 追記

initValue を1 にしておくのがいいと思います。
また、hidden 1にしないで、説明をつけた方がいいでしょう。
詳しくは、コメントをご覧ください。