M4用のシャツを作ってみた1
M4用のシャツをMarvelous Designer2(以下、MD2という。)で、作ってみました。
手順としては、まずMD2にM4マネキンを読み込ませます。
DAZ Stuido4でGenesisにM4シェイプを適用して使います。
MD2のポーズに合わせて、腕を下げたポーズにして、OBJ形式で1000倍にしてエクスポートします。
このあたりの方法は、MD2公式ページのチュートリアルに載っています。
MD2では、Avatarとしてインポートします。
出力時に1000倍してるので、そのままインポートします。
すると、無事、MD2にM4が読み込まれました。
MDには、布をアタッチする配置ポイントが定義できます。
V4のアタッチポイントは、MD2公式からダウンロードできます。
M4は、見当たらなかったので、そのまま続行します。
MD2のアバターと、ポーズが、おおむね同じなので、なんとかなります。
今回は、ワイシャツを作りますので、2Dでパターンを描いていきます。
MD2公式チュートリアルや、USAKOさんのサイトを参考にして描きました。(感謝
MD2では、リアルと同じように裁縫していきますので、型紙の形や寸法、縫い方についての知識が必要になるようです。
縫い方についても、USAKOさんのサイトがとても勉強になります。
一応、前身頃と後身頃のみでシミュレーションしてテストしました。
MD2では、こんな感じで、パターンをアバターに配置してシミュレーションを開始します。
パターンの配置によって、思ったようにシミュレーションされない場合もあります。
このあたりは、若干慣れが必要です。
シミュレーションがうまくいきましたので、テクスチャーを貼り付けてみました。
次は、襟です。
襟は、実際の縫い方を知らないと、わかりにくいです。
また、パターンの配置については、公式チュートリアルにReversing Shirt Collarというチュートリアルがあります。
襟が黒くなってるのは、ポリゴンの裏だからです。
ちなみに、MD2では、両面レンダリングができます。
次は、ポケットを付けました。
MD2では、ポケットの布を作り、縫い合わせるだけです。
次は、袖をつけます。
袖は、まず片方を作成し、そのパターンを水平反転コピーして両腕用を作成します。
カフのところは、プリーツも入ったりしてるので、実際の縫い方を知らないと、わかりにくいです。
このカフの作り方についても、公式チュートリアルにあります。
本当に合ってるか、よくわからないのですが、それらしくなりました。
カフのボタンは、今は、布と布を縫い付けるだけです。
MDでは、ボタンを取り付けることが可能です。
最後に、前ボタンを縫い付けていきます。
これも布を縫うだけで、ボタン自体は付けていません。
前身頃は、男性の場合、左が上にくるのですが、MD2では、レイヤー設定することで可能になります。つまり右側をレイヤー0、左側をレイヤー1にするということです。
まだ調整が必要だとは思いますが、とりあえず、シャツが完成しました。
マネキンM4では、物足りないので、テクスチャー付きのM4でポーズをつけます。
OBJ形式のインポートでは、テクスチャーを持って来れないので、COLLADAを使用します。DAZ Studio4でM4にテクスチャーを適用して、COLLADAでエクスポートします。
それをアバターとしてMD2に読み込みます。
COLLADAの場合、サイズも指定しなくてもよいようです。
次にアニメーションは、bvh形式で持ってきます。
DAZ Studio4で、ポーズをつけるアニメを作成し、bvh形式でエクスポートします。
それをMD2でインポートしますが、サイズをDAZ Studioに指定します。
このように、MD2で、M4にポーズをつけることができました。
ジーンズとか履いてないので、ちょっと異様ですが・・・・。
« V4MD dress がリリースされました | トップページ | M4用のシャツを作ってみた2 »
「MarvelousDesigner」カテゴリの記事
- Marvelous Designer をやっと11にアップグレードしました(2022.06.30)
- MayaでiClone7用の服をつくってみた(2020.12.12)
- Substance Painterを体験してみた~その他ライセンスについて(2020.11.28)
- MarvelousDesignerでのGenesis8 Femaleのサイズ(2020.02.20)
- またレザージャケット作ってます1(2020.02.18)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
実際にMD使ってて思ったんですが、MDでもやはり実際の服で接着芯など貼って貼りを出しているところは硬さを変えたほうがいい気がしました。
えりとか特に。
変なしわが入ったり質感がやはり微妙になるというか。
着物を作ったとき首の後ろに当たる所がペラい感じに仕上がったので。
女物でよければいくつか型紙提供しましょうか?
うちのPC、グラフィックカードが入ってなかったので買い替えまで当分MDお預けなのでwww
投稿: うさこ | 2012年10月 4日 (木) 22:59
うさこさん、こんばんは。
うさこさんのサイトを見ていて、折り返しになってるところが、再現できてなかったり、襟やカフなど、糊が利いた感じもできていません。
MDの材質を調整しないといけないですね。E:happy02]
・・・ということで、まだ、うさこさんの型紙を、うまく再現できる技術がありませんので、当面、うさこさんのサイトを見て、勉強いたします。
投稿: kobamax(管理人) | 2012年10月 5日 (金) 00:17
カフスは片面作って線対称にして、二つ折りにするだけでも大分それっぽくはなるみたいですが。
着物のえりを作るとき二つ折りで作りました。
ポーザーだと服のひらひら感を出せるのですか?
MDの質感を持っていけるのか、ポーザーで再指定になるのかどちらなんでしょうか?
投稿: うさこ | 2012年10月 5日 (金) 03:59
うさこさん、おはようございます。
Poserに持っていく場合には、単にポリゴンの情報のみになります。したがって、ひらひら感といっても、たとえばカフスの形がしわしわな形か、直線的な形か、フチの厚さが厚いか薄いか・・などでしかありません。
Poserにもクロスシミュレーションがあり、曲がりにくさとか、伸びにくさなどの設定ができますが、それはPoserで再設定が必要になります。
また、Poserのクロスミシュレーションは、MDのように、縦糸横糸の引っ張りや、ゴム機能、折り目の設定など、細かい設定はできません。それらは、MD固有の機能になります。
ちなみに、DAZ Studioにもクロスシミュレーション機能があるのですが、DAZ Studioでは、自分で作成できないのが残念なところです。
投稿: kobamax(管理人) | 2012年10月 5日 (金) 07:41
こんにちは。MDのフォーラムでも要望として
厚みをつけれれるようにしてほしいと、何度もあがってます。
開発チームによると、検討中だそうです。
MDに厚みとがつけば、最強になるのになーと・・
アップデートは頻繁なのでそのうち、本当になればいいなと思ってます。
ではまたww
投稿: Youniss | 2012年10月 8日 (月) 18:45
ゆにすさん、こんばんは。
厚みについては、MDのレンダリング機能がありますが、もう少し、ついてもよさそうに思います。
クロスシミュレーションの負荷を考えると、レンダリングで厚みを表現するのが、やはりいいと思います。
エクスポートについては、つけてくれるとありがたいですが、BlenderのSolidfyもとてもいいですね。
さっきメールが来てましたが、MD3が年末までにでるらしいですね。アップデート費用が・・・。
投稿: kobamax(管理人) | 2012年10月 8日 (月) 22:17