3D-COATを使ってみた2
作成中のフィールド・ジャケットですが、テクスチャーを作りながらモデルの修正を行っています。
実際、テクスチャーを貼ってみると、予期しないポリゴンの乱れがみつかり、モデルやUVを修正することも多いからです。
モデルの細かな修正は、最近は、modo701のスカルプティングで行います。
オブジェクトにテクスチャーを貼った状態で、移動ツールを使って、テクスチャーを見ながら、手でこねるようにモデルを修正できるので、楽です。
PoserPro2012に持ち込んで、レンダリングしてみた結果がこれです。
フィールド・ジャケットのヨレヨレ感や小じわが表現されてません。
ここから、3D-COATを使って、ノーマルマップを追加してみます。
実は、4月末までに3D-COATを買うと、バージョン4に無料アップグレードできるというので、ついつい買っちゃいました。
なので、現在使用の3D-COATは、バージョン3正規版です。
まずは、ジャケットをインポートします。
皺付けに関係ないボタンやジッパー等は、取り外しておきます。
ノーマルマップ作成が目的ですので、ピクセルペイントのインポートを選択します。
インポートの設定では、テクスチャーの大きさを1024×1024pixに設定しました。
以前は大きなサイズにしていましたが、今回は、これでも十分だと思います。
ちなみに、このサイズはビデオカードのメモリ容量に関係するのだそうです。
オンボードRAM256M以下なら、テクスチャーサイズは2000を越えないほうがよいそうです。
UVはあらかじめ作成しており、変更したくないので、特にオプションをチェックしません。
3D-COATのツール・アイコンは、マウスを上に乗せると説明が見れるので便利です。
矢印のところに、ライトの調整や、ズーム、回転、パンなどのアイコンがあり、直感的でわかりやすいです。
では、皺を塗っていきます。
左のアイコンでペンを選び、上矢印のところで、ペンの半径や深さ、減衰度などを設定し、右のアイコンでペン先を選び、塗っていきます。
今回は、皺ということで、筆圧はあまり関係ないので、マウスでポンポンとスタンプしました。
間違った場合は、左矢印の消しゴムで消せます。
また、右矢印のところにレイヤーがありますが、これは、Photoshopなどのレイヤーと同じようなもので、カラーやディスプレイスメントを合成することができます。
現在の皺は、レイヤー1に塗っています。
ひととおり塗りましたので、エクスポートします。
エクスポートでは、OBJファイルと、ノーマルマップの出力を指定します。
PoserPro2012に作成したノーマルマップを追加して、レンダリングしました。
モデリングやテクスチャーでは表現が難しい皺が、うまく表現できたように思います。
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3とベータの4を使用できると思いますので、
動作が怪しくなければ、ベータを使用しても良いかもですね。
ペイントなら Ptex を使用しても良いかもですね。
http://www.youtube.com/watch?v=VgbGTkxjK74
(modo に Ptex が付いて欲しいのですけれどw)
投稿: なまもの | 2013年5月 1日 (水) 15:19
なまものさん、こんにちは。
3D-COATのベータ4は試してみましたが、一度も落ちることなく快適でした。現在は、日本語マニュアルがV3版なのと、せっかく買ったので、正規版を使っています。
PTexは、まだよくわかっていませんが、よいところがあるのでしょうね。また、機会があれば試してみたいです。
投稿: kobamax(管理人) | 2013年5月 1日 (水) 16:25