dForceで、スーツを作ってみた
今回は、dForceを使ってスーツのジャケットを作ってみました。
ジャケットは、これまで、何度も作ってきたのですが、襟の折り返し、ボタン、ポケット、フラップ、前の重なりなど課題がたくさんあります。
このため、どうしてもクロス・シミュレーションができませんでした。
最初に、G3F SuitにdForceを適用してみましたが、襟がはずれる、ボタンが吹っ飛ぶ、裾が暴れる、爆発、など、どうしてもうまくいきません。

そこで、マーベラス・デザイナーで作った元モデルを手直しして、試したところ、うまくいきました。
つまるところ、DAZは、マーベラス・デザイナーとの連携を念頭にこの仕組みを作ってるようにも思います。物理シミュレーション済のモデルなので、dForceでも、すんなり動くということですね。
襟については、これまでPoserでは、ポリゴンを反転していたのですが、今回は普通に折り返してます。ポリゴンの裏でも、DSでは問題ありません。
フラップは、布と布を一部頂点結合しただけですが、それでもdForceでは、問題ありません。
ボタンについては、Tofuさんの解説どおり、Rigid Follow Nodeを使ってボタンオブジェクトをペアレントしました。(感謝)
うまく動くので、仮のテクスチャーを作って、テストレンダしてみました。
これまで、どうしても作れなかったスーツの前開きイメージができて、大変感慨深いものがあります。
(うれし泣き)

シミュレーション結果が少し気に入らなかったので、肩のシミュレーション影響を減衰させています。
Ika necklace and pierce by kouchan 様
Pretty Base NG Long Hair for G3F(DAZ)
Character:Mayumi for G8F by kobamax
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素晴らしいです!!もう本当の服にしか見えません。マーベラス・デザイナーほしくなりました。^^
投稿: カオス | 2017年10月22日 (日) 17:40
カオスさん、コメントありがとうございます。
試してみた結果、マーベラス・デザイナーのみで作成し、縁取りとかを極力排除してシンプルな形にして、そのままDSに持ちこむのが、一番dForceにとってシミュレーションしやすく、かつ再現性が高いように思います。
DSでは、シミュレーションのがたつき対策で、サブディビジョンをかけるとよいですね~。
あとは、ディスプレイスメントやノーマルマップなどテクスチャーを駆使して、リアルの服に近づけるとよいのかも。
しかし、これって、元々モデラーで一から作ってきた私やカオスさんにとって、モデラー不要ともいえるもので、なんだか寂しいような、情けないような気持になります。
あと、マーベラス・デザイナー、もう少し安いといいんですが・・・。
カオスさんの力作、dForceセーラー服をいただいてます。
ありがとうございます、あとで使ってみます。
投稿: kobamax(管理人) | 2017年10月22日 (日) 19:24
こんばんは。
いつもイカタコシリーズをご使用いただきありがとうございます。
kobamaxさんの歴代のスーツを愛用しております。
dForceで更に素晴らしくなりますね^ ^
是非dForce版発売して下さい。楽しみにしてます(^^)
投稿: kouchan | 2017年10月23日 (月) 01:02
kouchanさん、こちらこそ、ありがとうございます。

アクセサリーは、必需品なので大変重宝しております。
dForceは、画期的な機能だと思います。
正式リリースも、あと少しかもしれません。
このスーツなど、いろんな服を作ってみたいです。
投稿: kobamax(管理人) | 2017年10月23日 (月) 08:38