dForceではいからさん
もう11月になりました。
話題のdForceですが、DAZですでに公式リリースされ、商品も発売されています。
公式バージョンのDAZ Studio4.10でdForceを使ってみましたが、うまく動かないので、現在は、Public Build 4.10.0.107を使っています。
しかしながら、このバージョンでも、まだ問題があるようです。
特に問題なのが、一度シミュレーションした後に、クリアし、再度シミュレーションすると、腕が服を突き破ったり、DSがエラーをはいたりします。
どうやらうまくシミュレーション結果がクリアされていない感じです。
ということで、シミュレーション前に一度保存しておいて、再度シミュレーションする場合、それをロードし直して実行するはめに・・・。
結果がよいだけに、はやく修正されるとよいですね。
今回は、Kaosさんが配布されている「はいからさんセット」を使わせていただきました。
かっちりした素晴らしいモデリングです。(感謝)
背景は、いつものぱくたそさんで、お借りしました。
少し破けるとこなどは、dForce Modifier Weight Nodeでウェイトをペイントして調整しました。
ウェイトのペイントですが、こんな風にしています。
まず、デフォルトでシミュレーションした例は、こちらです。
足のポーズにより、着物が袴を少し突き破っています。
また、胸と左肩は、襦袢が着物を少し突き破っています。
これらは、クロスシミュレーションの弱点である重ね着に起因するものでしょう。
このため、dForce Modifier Node を追加して、上図のように塗りました。
汚れたようになってるところが、追加して塗ったところです。
胸下は、襟が重なっているところなので、念のため塗っています。
ちなみに、シミュレーションでは、髪なし、何も持たず、デフォルトでやるのが一番安全です。
で、はいからさんセットで、巫女さんを作ってみました。

ちなみに、袴の帯の位置ですが、モーフを作って少し下げています。
いろいろネットで調べたのですが。卒業式などでは、帯の位置を高くして若さを強調するのだそうです。巫女さんのイメージは、そこまで高くない例が多かったので、下げてみました。
右手に持っているのは、神楽鈴といわれるもので、Poserで素晴らしい和服を作っていらっしゃるhisayanさんの作です。(感謝)
DAZ Studioでも和装ができるようになったのは、大変喜ばしいことです。

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コメント
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またまたお使い頂きありがとうございます。私もdFORCEは正式版になって却って不安定になったように感じておりますが、きっとアップデートで直してくれるでしょう。
和服を作るうえで一番困ったのがG8FからゼロポーズがAポーズに変わったことです。今はG3F用でつくり袖のみシミュレーションでG8F用を生成しております。何かいい方法があるといいのですが。(*^-^)
それと巫女さんが作れるとは考えてませんでした。(^^;)
投稿: カオス | 2017年11月 3日 (金) 17:06
カオスさん、コメントありがとうございます。
また、素晴らしい作品の配布いつもありがとうございます。
dForceは、はやく不具合が直るとよいですね~。
モデリングで和服を作ること自体、大変難しいと思いますが、確かに袖を考えると、Tポーズでないと作れないと思います。シミュレーションで袖の形状を変える方法は、大変良いアイデアだと思います。

マーベラス・デザイナーでは、ご存知のように、Aポーズでも全く問題ありませんけど。
はいからさんセットのマテリアルが細かくきってあるので、簡単に巫女服にすることができました。
これからも、良いものを作ってくださいませ。
投稿: kobamax(管理人) | 2017年11月 3日 (金) 19:42
kobamaxさん おはようございます。
某画像投稿サイトで、とうふさんの記事を拝見してβでとうふさんのトーガではうまくいきそうだった(破綻したりしなかったり)のですが、その後、カオスさんやTabさんが配布されているのを、正版の4.10で試したのですが、まともにシミュレートが完了したことがありません。(とうふさんのトーガも) 爆発はすくないのですが、そんなに派手なポーズでもないのに追随してくれません。
kobamaxさんのおっしゃるように、D|Sで和装ができるというのはとても嬉しいのですが、まだまだ改善を待たないとダメみたいですね^^
投稿: Fujiko | 2017年11月 4日 (土) 06:57
Fujikoさん、こんにちは~。
Public Betaの最新版と、GPUの最新ドライバでお試しになると良いと思います。
DAZ Studioは、どうやら正規版ではなく、Public Betaを使うのが、正しい使い方のようです。
あとは、アニメーションを使うことと、シミュレーション過程で腕などが布に触れないようにするとよいですね。
ただ、アニメーションとなると、DAZ Studioの標準機能がしょぼいので、KeyMateを持ってないと、不便です。
いずれにせよ、まだまだ改善が必要と思われます。
投稿: kobamax(管理人) | 2017年11月 4日 (土) 10:10
kobamaxさん こんにちは^^
β版でまたチャレンジしてみます^^
少し前の記事にあったV4 Camisoleを持っているので
あのボツにされた袷の方にとても惹かれました。
アップの計画はないのでしょうか?^^;
追伸、
うちの娘が巫女のバイト(近くの神社の神前結婚式の巫女)を
していますが、袴の帯の結び目は正面です。
カオスさんのハイカラさんが横位置だから仕方ないですが、
ちょっと気になりました^^
投稿: Fujiko | 2017年11月 4日 (土) 11:34
Fujikoさん、こんにちは。
V4 Camisoleをお使いいただき、ありがとうございます。
ボツの方は、少し形を変えて、dForceが落ち着いたらDS用で出そうかと思っています。^^
それから巫女の袴の結び目ですが、さすが本職は違いますね。
調べてみると、女袴は中央ではなく左右どちらかに寄せますが、巫女袴は、男子の差袴の変形ということで、中央で結ぶのだそうです。
いやはや、勉強になりました。ありがとうございました。^^
投稿: kobamax(管理人) | 2017年11月 4日 (土) 14:15