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2018年2月 7日 (水)

iClone7でMMDダンス

毎日大変寒い日が続いています。
はやく暖かくなってほしいものです。
 
さて、最近は、ずっとMMDダンスをDAZキャラに踊ってもらおうと、試行錯誤してました。
いろんな方法を試したすえ、うまくコンバートできたので、ご紹介します。
 
お題は「GARNiDELiA」さんの「桃源恋歌」です。
この曲に対応してるLat式ミクさんは、こんな感じです。
 
201802071
 
これがすべてフリーとは、まさに驚きです。
ミクさんのモデルも素晴らしいですし、モーションデータは、トレースなのだそうですが、まさに神業です。
 
MMDのフィギュアデータは、PMDまたはPMX形式、モーションデータは、VMD形式です。
このままでは、DSやiCloneでは読めないので、変換が必要です。
 
モーションの変換には、bvhを使う方法と、FBXを使う方法があります。
 
MMDではbvhをエクスポートできないので、LiveAnimationというフリーソフトを使う方法があります。
このソフトは、なんと、VMDデータを読み込んでbvhやFBXをエクスポート可能です。
 
やってみましたが、確かにエクスポートできるのですが、残念ながら、思ったように、ダンスしてくれませんでした。
一度LiveAnimationのフィギュアに変換するため、またはMMD「桃源恋歌」では、「上半身2」という追加ボーンが必須であることなどから、うまく動かないのかもしれません。
 
もう一つの方法は、FBX形式でモーションのやりとりを行う方法です。
FBXには、変換ツール「PMX2FBX」を使いコンバートしました。
 
201802072
 
このツール、管理者権限のコマンドプロンプトを使うのが、ちょっと難点です。
Pythonのみでも動くらしいのですが、私の環境ではうまく動きませんでした。
結局 Unityをインストールすると、うまく動きました。
 
201802073
 
できたFBXを3DXchange7で読み込んだものがこれです。
ところが、腕のポーズがおかしいほか、足のアニメーションがうまくうごきませんでした。
 
201802074
 
Poser11でも読み込んでみました。
なかなかきれいに踊ってくれるのですが、途中腰の回転がおかしくなったりしました。
Poser11でFBXをエクスポートして、3DXchange7で読んでもだめでした。
DAZ Studioに比べると、Poser11、がんばってますが・・・。
 
201802075
 
こちらは、modo701(MAC版)でFBXを読み込んだものです。
うまく踊ってくれてたので、さっそくFBXでエクスポートしました。
しかし、3DXchange7で読み込むと、足の動きがおかしいところがありました。
 
201802076
 
MAC版でのFBXが、かなりよかったので、最後にWindows版のmodo701で試しました。
すると、3DXchange7で、ほぼ正常に全モーションを読み込むことができました。
(アニメを30フレームで読みこむことに注意してください。また、3DXchange7 からiCloneへのエクスポートでは、モデルデータも一緒に書き出すこと。)
 
これって、本家のMotion Builderで読めば、即完璧に読めるのでしょうね・・。
さすがに、Motion Builderは高額すぎて、使えません・・・。
 
ということで、PMX2FBXでMMDのVMDモーションデータをFBXに変換し、一度別ソフト(私の場合、modo701Windows)を通すと、うまく3DXchange7で変換できるようです。
3DXchangeで直接うまく読めれば、一番よいのですが・・・。
 
201802077
 
iClone7で、ムービーを作成しました。
MMDのモーション・コンバートなので、少し動きがカクカクしたり、腕の長さが合わないなどありますが、おおむね自然な動きです。モーションデータすごいです。
 
ムービー作成では、とにかくカメラを動かすのに苦労しました。
MMDでカメラモーションも配布されてるのですが、さすがにそれは使えません。
 
なんとかムービーを作成して、ニコニコ動画に初アップしました。
ニコニコ動画の会員でない方は、どうぞ会員に・・・。
 
 
 

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コメント

貴重なチャレンジを公開していただき、本当にありがとうございます。
MMDのモーションとDAZのキャラが見事に移植されててビックリしました。
自分もDOF中毒気味なんで、画面構成も好みのスタイルで
ニンマリしちゃいました(笑)。

PMX2FBXは自分もチャレンジしたのですが、やはり自分も
Pythonオンリー環境では上手く変換作業に入れませんでした。
SSD容量廻りを改善してからUnityインスト後に再チャレンジしてみたく
なりました。

動画内での裾廻りの動きなのですが、これはiClone7のクロスシミュで
設定されたものなのでしょうか?。
足の衝突判定を突き抜けることなく優雅に舞っていて、感心しながら
見入ってしまいました。

今後もいろいろ紹介していただけると嬉しいです。

ワンタン怪人さん、はじめましてー。
コメントありがとうございます。

実は過去にMMDモーションをiCloneに持ち込んで試したことがあったのですが、その時は、カクカクした変な動きで、だめでした。
MMDのモーションには素晴らしいものがたくさんあるので、今回、改めてチャレンジしました。

いろいろ試しましたが、bvhでのやりとりは、再現性が低いので、FBXがよいことがわかりました。
現状では、間にmodoなどのソフトをはさむとうまく変換できますが、3DXchangeで、きれいに読めると一番なので、今後、改善してほしいですね。
 
実は、いまもうひとつ変換してみてますが、modo701でも、おかしなところが見受けられます。
いろんな要因が考えられますし、またDAZフィギュアを使うため、手足など調整しなければならないこともあります。
できるだけ調整する箇所を少なくしてほしいものです。

動画内の裾は、iCloneのシミュレーションを使ってます。
設定はClothの一般デフォルトですが、精度をあげるため、ソルバーの周期を350に上げてます。
これでも突き抜けは発生しますので、その箇所はカメラワークで隠してます。
 
iCloneユーザーは多くないようですが、動画を作るには、Unityほど敷居も高くないので、もっと増えてほしいと思います。

ボディラインが綺麗に出ていて、うっとりと見入ってしまいました。
MMDのモーションを綺麗に移植するのは難しいですが、MMDには素敵なモーションがたくさんあるので、もっと簡単に移植出来たらいいのにな~と思います。
私もまた、MMDモーションを使ってみたくなりました。

月川さん、コメントありがとうございます。
月川さんのサイトや、その他の皆さんのサイトを参考にしながら試行錯誤することで、なんとかMMDモーションをiCloneに持ち込むことができました。ありがとうございます。^^

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