ZbrushでFBM修正
現在作成中のパンツスーツで、FBMの修正をZbrushを使って行う例です。
Zbrushの最新バージョンは、Zbrush2018だそうです。
Zbrush4R6から使っていて、いまだにフリーバージョンアップしていただけるのは、本当にうれしい・・・。
Zbrush4R6から使っていて、いまだにフリーバージョンアップしていただけるのは、本当にうれしい・・・。
お題は、Sakura8用のシャツのFBMの修正です。
パンツスーツにSakura8Bodyを適用したところです。
シャツの胸部分が少し重なってしまってます。これを修正します。
最初に、Sakura8BodyのFBM名を調べて、コピーしておきます。
Zbrushに転送する場合には、テンプレートとして、Genesis8や他の服も送ります。
このように、Genesis8に服を着用して、ペアレントし、Genesis8を選択しておくと、うまく転送できるようです。
なお、服は、すべて、DSでサブディビジョンを設定していますので、今回修正するシャツだけは、解像度をBaseに戻しておきます。
メニューから、Send to Zbrushを実行します。
表示されたメニューでは、このようにチェックを入れました。
現在の解像度とShapeを適用した状態で、送ります。
Zbrushが自動で起動されますので、ツールからロードします。
サブツールを見ると、Genesis8と服がそれぞれ別ツールで読み込まれてると思います。
ちなみに、シャツやジャケットの襟は、裏ポリゴンになっていますが、それを表示させるには、表示設定で両面を選びます。
DSでサブディビジョンをかけるので、ポリゴンがガタガタですが、ここで、修正できます。

問題の胸の重なりは、こんな感じになってます。
スムースブラシでなぞって、なめらかにします。
胸の大きいシェイプでよくポリゴンが破綻する場合も、Zbrushのスムースブラシで、うまく直すことができます。
ポリゴンが重なっているので、隠す部分をマスクブラシでなぞります。
この後、マスキング>マスク反転します。
可視性で、Pt非表示にすると、このように隠す部分が非表示になります。
ムーブブラシで頂点を動かして、修正をかけました。
このあたりは、まるでポリゴンエディタみたいな使い方です。

隠した方のポリゴンも修正して、このようにきれいになりました。
Gozをクリックして、DSにデータを転送します。
転送は、選択したサブツールについて、行われるようです。
DS側で、自動的にダイアログが開きます。
ここでは、Sakura8FBMの修正ですので、図のように設定します。
なお、ここで、該当のシャツを選択してなくても大丈夫のようです。
うまくFBMを修正できました。
最後に、修正したFBMを保存しておきます。
以上で、ZbrushによるFBMの修正ができました。
Gozを使うので、OBJのやり取りが発生しないのが、便利ですね。
それと、Zbrushによる強力なスムース機能を使えるのが利点です。
ただ、服全体を大きく修正する場合には、私は、外部モデラー(私の場合modo)を使う方がやりやすいです。
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