MMD用の衣装をつくる2着目5
今回は、着物の袖キャンセルを作ります。
リアルな着物では、腕を捩っても、着物は動きません。
これをMMDで再現するには、腕捩りキャンセルボーンを追加するとよいのだそうです。
特に極楽浄土モーションでは頻繁に腕を捩る動作が入っているので、袖の動きを抑制するのに効果的かも。
ネットで作り方を調べてやってみました。
捩りキャンセルボーンを追加するには、m6様の「AddTwistCancelIK」プラグイン、ウェイトの変更に「WeightTargetReplace」プラグイン(そぼろ様)を使わせていただきました。(感謝)
最初に右ひじの捩りキャンセルボーンを作ります。
右ひじボーンを選択して、捩りキャンセルIK追加プラグインを起動します。
こんなメッセージが出ますので、OKします。
これで、新しく「右ひじ+」をいうボーンが作成されます。
置換対象材質、この場合sodeR(右袖)を選択して、置換元ボーンに右ひじ、置換先ボーンに右ひじ+を指定して、実行します。
いままで右ひじについていたウェイトを右ひじ+に移せば、ひじを捩っても袖が動かないというわけです。
早苗さんの腕には、右ひじボーンの他に、+右ひじ補助、右手捩り1,2,3などのウェイトがありましたので、すべて移動しました。
ウェイトの移動の次は、右ひじ剛体の関連ボーンを右ひじ+に変更します。
袖のジョイントが右ひじ剛体に接続されているためですね。
次は、右ひじに接続されていた袖のボーンも右ひじ+に変更します。
この着物の場合、上の2つのボーンです。
Transformビューで右ひじを捩ってみて、確認します。
ひじを捩っても着物が回転してません。^^
ひじと同様に右腕ボーンを選択して、捩りキャンセルIK追加プラグインを実行します。
これで、右腕+というボーンが追加されます。
同様に右腕関連のウェイトを右腕+に移します。
早苗さんの場合、右腕捩り、1,2,3のウェイトを映しました。
右腕の剛体の関連ボーンを右腕+に変更します。
右腕に接続されていた袖のボーンの親ボーンを右腕+に変更します。
Transformビューで右腕を捩っても、着物の袖が回転しないようになりました。^^
あともう少しです。^^
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