DAZ To Blenderを使う3
今回は、レンダリング時のノイズ削減と、速度アップについてです。
速度アップには、GPUレンダリング、ノイズ削減には、Mayaでも使用した、nVidiaのOptiXを使います。
実は、Blender2.93がOptiXに対応しているので、Blenderを最新バージョンに上げたというわけです。
Systemで、OptiXを設定しました。
OptiXって、CPUでも使用できるのか不明ですが、一応チェックしときました。
その他にCUDAも設定できるようです。
Render Propertiesで、DeviceにGPU Completeを選択します。
続いて、DenoisingでOptiXを選択します。
レンダリングする前に、昨日の記事での床の反射の設定がよくないので、修正します。
Ray VisibilityをCameraだけチェックにします。
Output Propertiesは、1920px ✖ 1080pxを使います。
いわゆる1080Pという解像度です。
よくわからないところがありますが、この解像度を下げると、人物がギザギザになったりします。
最後に床の高さを2cmほどあげてみました。
こうすることで、足が砂浜に埋まった感じが出せます。
レンダリングした結果がこちらです。うまくノイズが消えました。
レンダリング時間は、31秒でした。
おまけとして、HDRI背景を回転する方法を載せておきます。
Shadingタブにして、Worldを選択し、add>Vector>Mappingを追加します。
次に、Add>Input.Texture Cordinateを追加します。
ノードを上図のように接続します。
World PropertiesのColor Space>Vector>Rotationが指定できるようになります。
BlenderはZ軸が上ですので、Z軸で90度回転にしてみました。
レンダリングすると、背景がうまく回転しているのがわかります。
本記事では、DAZ To Blenderでコンバートされたマテリアルを使ってますが、マテリアルを修正することで、さらにイメージを向上できそうです。
Cyclesは、Irayと少し趣が違いますが、綺麗なレンダリングです。
OptiXなどのデノイザが追加されたことで、レンダリング時間も短縮されてます。
これなら、アニメーション用途でも使用できそうです。
同じCyclesを使用しているPoserも、よくなったのかもですね。
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