Carraraでレンダリング5
前回で、終わったつもりでしたが、さらに続編です。
さて、今回は、顔のアップをレンダリングしました。
まずはシーンですが、前回のレンダリングのモデルをそのまま使っています。
水着を着せてポーズを変えています。
さらに、今回は、フリーのHDRI画像を使ってみました。
こちらのTropical Beachという画像を背景に設定しています。
当初、そのまま背景にしてレンダリングしようと試みましたが、うまくいかず断念。
前回同様、Backdropには、白地を設定しました。
それから、Ambient(環境光)を20%にしています。
Ambientは、シーン全体を照らす光で、影がつきません。
Light1無限光は、少し陰影を加えたかったので、HDRIを少し控えめにして、強めの50%にし、またShadowも50%にしています。
Effectタブで、ソフトシャドウにチェックを入れています。
影のQualityもGoodにしました。
Cameraもいつものとおり、Zoom 100mmに設定しています。
プレビューは、少し怖い・・・。
質感ですが、Shader Treeを表示して、若干調整を行います。
まず、Bumpですが、PoserのMATを適用した時点で、Bumpマップが登録されています。
しかし、その強さは設定されていません。
Bumpの強さは、Top ShaderのMulti channelの中にあります。
ここでは、Bumpの強さを100%に設定しました。
次に、Specularを設定します。
この設定は、ネットを探していて、見つけたもので、なかなか効果的だと思います。
Youtubeのこちらに説明ビデオがありますので、詳しくはご覧ください。
手順としては、Highlight>Natural Functions>Cellullarを選びます。
Shapeを選択して、設定値を調整します。
ShininessのValueは、ビデオにあるように、0%にしました。
この設定を、SkinFace以外のパートについて、同様に行います。
今回は、レンダリングで見えるパートだけ設定しましたが・・・。
Lipについては、同じ設定ではおかしいので、かすかに光るように、Highlight、Shininess、Bumpの値を設定しました。
ちなみに、Nail(爪)ですが、すこしAlphaに値を入れてやると、それらしくなります。
最後に、レンダールームの設定です。
今回は、レンダリング結果を見て、Gammaを2.0に落としました。
その他、影を少なめにしたかったので、Indirect Lightは使いませんでした。
Outputの解像度は、640pix ×800pixです。
この設定で、レンダリング時間は、約1時間でした。
笑顔を作ってレンダリングしましたが、なかなか自然な感じになりました。
Poserでは、アッパー気味にライティングしないと、ほうれい線が目だってしまいがちですが、Carraraでは、大丈夫のようです。
ちなみに、CarraraにもSSS(Subsurface Scattering )がありますが、なかなかよい効果が得られませんでした。
これについては、今後の研究課題にします。
モデル:DAZ Victoria4.2, Mayuka EX for V4
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