GIMPでノイズ除去
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ、よろしくお願いします。
さて、今年最初の記事は、GIMPでノイズ除去です。
以前、Poser11のSuperflyや、IndigoRTで発生するざらざらノイズをPhotoshopで綺麗にする記事を書きました。
これをフリーのソフトで実現する方法を探しておりましたが、見つかりましたので、メモしておきます。
よくご存じの人もいらっしゃるとは、思いますが・・・。

使うソフトは、GIMP2 と、プラグインのGREYCstoration です。
作者さんのサイトからダウンロードして、「C:\Users\ユーザー名\.gimp-2.8\plug-ins」にファイルを入れておきます。
やり方は、次のとおりです。
やり方は、次のとおりです。
最初に、GIMPにPoser11 Superflyでレンダリングした画像をGIMP2で読み込みます。
次に、フィルター>強調>GREYCstoration をクリックします。
表示されたダイアログで、OKを押すだけです。
設定パラメーターは、調べると、きりがないくらい設定値がありますが、デフォルトのままで使えました。
設定パラメーターは、調べると、きりがないくらい設定値がありますが、デフォルトのままで使えました。

これでPhotoshopのCamera Rawとほぼ同等?のノイズ軽減効果が得られました。
無料ソフトでこれだけできるのは、すごいことです。(作者様に感謝)
処理後の画像はこちらです。
動画などで使用するのに、複数画像の一括処理方法も調べてみました。
GIMP2で使用できるバッチ処理プラグインのBIMP を使います。
インストール後、ファイル>Batch Image Manipulationをクリックして、起動します。
バッチ操作セットの追加から、GIMPのフィルターを使用を選択します。
ダイアログから、先ほどのPlug-In-greycstorationを選択します。
パラメータが、最初はすべて初期値なので、これに先ほどの値を入力します。
わかりにくところが何点かあります。
- precision~ 1-5ですが、「2」を設定しました。
- Interpolation~ 0=Nearest-neighbor, 1=Linear, 2=Runge-Kuttaなので、「0」を設定
- Nummber of iterations of processing (>=1)なので、「1」を設定
この設定値は、ファイルで保存することができるので、便利です。
あとは、対象のファイルやフォルダと、出力先を指定してApplyします。
これで、バッチ処理が開始します。
難点は、Photoshopに比べて、処理がかなり遅いということです。
もう少し早くする工夫もできるのかもしれませんが・・・。
以前のBlenderの記事でも驚きましたが、フリーソフトでここまでできるというのは、驚きです。

Poser11のSuperflyと合わせて使うと、いいかもしれません。

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