昨日、Fitted meshの記事をアップしたのですが、再度、勉強してみました。
このため、昨日の記事は、削除させていただきました。

(2016/07/11 追記) --------------------------------
私が使ってるツールは、AvastarというBlenderのアドオンなんですが、バージョンによって随分機能が異なりますので、作成環境について、書いておきますね。
Blender 2.75
Avastar -1.6-124_blender-2-70
sparkles-1.7-2_blender-2-70
(2016/07/11 追記 おわり) --------------------------------
・・・ということで、Fitted meshの作り方についてです。

Fitted meshというのは、服をShapeに追随させる仕組みです。
PoserやDAZでは、モーフターゲットを使いますが、SLの場合、boneによる変形ですね。
最初に、服を選択して、AvastarのRiggingパネルを操作して、このような表示にします。
ウェイトペイントモードですので、Rigged meshのウェイトが表示されています。
Fittingパネルで、
Fully Fittedを選択します。
これだけで、一応、Fitted mesh boneが使えるようになります。
ちなみに、一度これをしてしまうと、リギングに戻れないようなので、要注意です。

(2016/08/10追記)-------------------------------------------
と思ってましたが、Fully Classic に戻せばできるようです。
戻して、リギングを再調整して、再度、Fully Fittedにします。
ただし、Fitted meshのGenerate Physicsは作り直しになるようなので、再作成したあとにStrengthの設定が必要です。
また、Bone Fitteng Strengthも、再設定が必要になります。
その他は、いまのところ特に問題ないようです。
(2016/08/10追記おわり)-------------------------------------------
次に、いわゆる胸が揺れる設定、Physicsの設定をします。
Generate physicsをクリックすると、胸などにウェイトが表示されます。
少し設定ができるようですが、今回は、上図のような設定にしています。
Appearanceタブを開いて、Shapeに服をFitさせていきます。
Shape Presetsが表示されていない場合は、Load Appearance Sliders ボタンで表示させます。
Fitted を選択すると、Fitted mesh対象のShape項目が表示されます。
最初に、よく使うBreast Sizeを調整してみます。
Breast Sizeを100にすると、服は追随しますが、大きく破れてしまっています。
この変形を手作業で修正するのですが、ここで、Shapeスライダーの右にあるボタンをクリックして、Shape Key を作ります。
このShape Keyは、いわば、Shapeスライダーによる変形を修正するためのキーだと考えられます。
このため、Shapeスライダーで変形した形状を初期状態(Value=0)として、作成しておく必要があります。(ここ重要です)
このように、右側に新たなShape Keyが追加されました。
このキーの名前は、SLのアバターがBreast Sizeの変形に使用しているものと同じ名前になってます。
エディットモードまたは、スカルプモードで、上図のようにうまくフィットさせます。
今回は、スカルプモードでやってみました。
実際には、アルファでBodyを消しますので、厳密にやらなくてもよいと思います。
フィット作業が終わったら。右側のShape Keysの▼をクリックして、Finalize Corrective Keyをクリックして、確定させます。
この状態がShape Keyの最終形態(Value=1)ということですね。
(20160809 追加修正)-----------------------------------------
Shape Keyの仕組みは、あくまでBlenderの仕組みなので、このままでは、SL上では再現できません。
以前のAvastarでは、胸のウェイトマップをペイントしてリフレッシュ(ALT+Q)してたのですが、このバージョンではリフレッシュボタンが見当たりません。
そこで、Bake to meshをクリックして、Breast Size100の状態をベイクします。
これで、SL上でもBreast Size100が再現できるのですが、反面、初期状態が少し変形してしまいます。
Breast Sizeは、アルファでボディを消しますので、Breast Size100に完全対応せず、当初の胸の形を極力残す方法もとれます。
Breast Size0でも、このようにうまく追随しています。
少しくらいの破れは、アルファレイヤーを着ますので、問題ありません。

また、胸の大きなリボンは、Fitted meshにすると、大変に難しいことになるので、やめました。
つづきます。

(20160809 追加修正おわり)------------------------------------------
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